人が出会うことで、
響きは、より深く、美しくなる。

お客様との対話を大切にする和楽器専門店、三琴堂。

三琴堂について

当店のスタートは、1981年。

先代の店主は、もともとサラリーマンでしたが、

知人から、和楽器の仕事を紹介されたのをきっかけに、

その奥の深さに魅了され、職人の道を目指し、5年後に独立。

33歳で、白楽に店を構えました。

演奏者が望む音を作り出すため、

自らインドなど海外へも出かけて原木からこだわり、

三味線の張替え作業では、

指で弾く皮の音や、指でさわる感覚だけを頼りに

極限まで張っていくなど、

日々、楽器と真摯に向き合い、

理想の音を追求してきました。

日本の音楽文化が衰退する中で、

2002年、和楽器が義務教育の必修科目になった際には、

地域の学校を訪問し、どうしたら生徒さんたちが、

学びやすい環境がつくれるか、先生方と話し合ったり、

もっと幅広い年代の人たち、

和楽器に慣れ親しんでいただきたいと、

「手ぶらでお稽古教室」を始めるなど、

和楽器の普及にも努めてきました。

2019年、二代目が後を継ぎ、

より気軽に利用していただけるよう、

店舗をリニューアル。

動物由来の材料を使わず

合皮を用いるなど、新しい取り組みも行っています。

三琴堂の「三」は三味線、そして「琴」。

三味線と琴を通じて、

人が集まる場所「堂」になりたい。

という想いが込められています。

身近に和楽器の楽しさを体験していただける場所、

日本の伝統音楽を通じ、人々が集い、語らう場所として、

お気軽にご利用いただけたら、嬉しいです。

二代目 店主 菅本 節子